2004年07月21日

エアロスミス@東京ドーム

猛暑の中、以前エントリーした通りエアロスミス行ってきました。

何処かのBlogには「客層が2世代に分かれていて云々」と書かれていたが、
気付けば自分も「スーツ姿」が特徴である「上の世代」に属しているようだ。
少し悲しい。

これまで何度も彼らを見に行ったけど、50歳代のオッサンのステージとは到底思えない。
ジョーは上半身裸になるは、寝転がりながらギター弾くはで、大ハシャギ。
あの肉体はどうなってるんだ、サイボーグか?

暑さを忘れる程の大盛り上がりで、あっという間にステージは終了したのでした。
ところで、東京のみMama Kinがセットリストから外れたのはどうしてだろう?


エアロスミス Honkin' On Bobo TOUR
7/20(火) @東京ドーム
セットリスト
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1. TOYS IN THE ATTIC (Toys In The Attic)
2. LOVE IN AN ELEVATOR (PUMP)
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3. ROAD RUNNER (Honkin' on Bobo)
4. BACK IN THE SADDLE (Rocks)
5. THE OTHER SIDE (PUMP)
6. CRYIN' (GET A GRIP)
7. JADED (Just Push Play)
8. NEVER LOVED A GIRL (Honkin' on Bobo)
9. RAGDOLL (PERMANENT VACATION)
10. BACK BACK TRAIN (Honkin' on Bobo)
11. STOP MESSIN ' AROUND (Honkin' on Bobo)
12. LAST CHILD (Rocks)
13. MILK COW BLUES (Draw The Line)
14. DREAM ON (Aerosmith)
15. DRAW THE LINE (Draw The Line)
16. BABY PLEASE DON'T GO (Honkin' on Bobo)
17. WALK THIS WAY (Toys In The Attic)
18. SWEET EMOTION (Toys In The Attic)
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19. I DON'T WANT TO MISS A THING (Just Push Play)
20. TRAIN KEPT A ROLLIN' (Get Your Wings)
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ついでに、こんなページを見つけたのでリンクしておきます。

Posted by Ozaking at 09:43 | コメント (1) | トラックバック

2004年07月02日

Web大衆化10周年 - 3

2)Communication

パソコン通信サービス「ニフティサーブ」が開始されたのは1987年。
個人間のデジタルコミュニケーションはWebが大衆化する以前から既に行われていた。
その後90年代前半にWWWの基盤が整うと時を同じくしてEudora(1998年にデビュー)といったソフトの存在もありEメールが普及していくことになる。

私個人がEメールの存在を知ったのは確か1993年。
高校の同窓会に来ていた日本IBMに勤める先輩から話を伺ったのが最初だったように思う。
当時、(恐らく)全社員にメールアドレスが与えられていた日本IBMでは、既に「社内ホームレス」という深刻な問題が生じていたというから驚きである。
「社内ホームレス」とは、その後の言葉で換言すれば「CC部長」に近い意味で、紙で書類が行き交いしていた時には捺印等で情報が広く行き渡っていたものの、Eメールの出現により情報伝達する価値の無い社員には情報が経由しなくなり、彼らは社内で居場所を失ってしまっていたというのである。
そう考えると、CC部長の方が情報伝達されるだけマシかも知れない。
当時、私は大学生だったが、パソコンというものが途轍もなく大きな社会変革力を持っている、ということに強い衝撃を受けたことを未だに記憶している。

前に書いたSearchでは、サービスは自体と共に変遷していったものの、サービスを実行するアプリケーションは常にブラウザであった。
しかし、Communicationではサービスの変遷と共に、実行するアプリケーション、はてまた機器(ハード)においても広がりを見せたところがSearchとは異なる点である。

PC上でのメーラーは今も健在であるが、Web技術の進歩によってブラウザでもEメールを扱えるようになり、あえて言及するまでも無く携帯電話でもメールは欠かせぬ機能となった。
サービスの移り変わりで見れば、メール、BBS、2chを代表する掲示板、IM(インスタント・メッセンジャー)、そして最近ではBLOG(コメントとTrackBack機能)、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、と続いてきており、Communicationを目的としたサービスの勢いは全く衰えを見せない。

以上のことからも、パーソナルユーザーにとってのWeb利用目的の二つ目は「Communication」と言えるであろう。

最近、ようやくBLOG、SNSブームも一段落した感じがする。
昨年は「BLOG、BLOG」と、今年に入ってからは「SNS、SNS」とこれら新たなコミュニケーション手段の誕生と影響力について方々でアラートを発してきたが、どうやらこれらコミュニケーション手段の受け入れ方は世代によって大きく二分されるようである。
感覚的には35~40歳位が境目になっているように思う。
当然ながら下の世代には何の違和感も無くすんなりと受け入れられ、上の世代では極めて否定的かもしくは理解されないケースが多い。
否定的になる理由はいくつか想定されるものの、大抵は「既存のコミュニティーに満足している」という点が大きいのではないか。
そのような観点からすると、「木村剛とブロガーのオフサイド取引」にミラクル・リナックスの吉岡さん、インフォテリアの平野さんが自らの意思でヒョッコリ参加されていたのは相当レアなケースだと思う。

これまでのインターネット、ベンチャー業界は特にR社出身の方々が中心となり形成されてきた。
「R社だけ」では決して無いのだが、インターネットが出版・広告といった機能を中心に広まってきた事。ベンチャー立ち上げには新規顧客開拓する営業力が必須であった事。加えて、新たなモノへの興味、執着心、実行力が起業家には必要であった事。これらにより、R社出身の方々が媒介役となり人と人との繋がりが出来ていったように思う。
私も社会に出てから数多くの方と出会ってきたが、気付けばR社出身の方々に行き着くケースが多かった。

思えば私がBLOG、SNSだと説いてまわった相手は、これまでインターネット、ベンチャー業界を創り、支えてきた方々であり、R社OBの方を媒介としたリアルでの人間関係が既に出来上がっている方々であった。
上場企業や一定規模以上の企業の役職者となれば、外からの間口を無闇に広げることはリスクになりかねないため、閉鎖的にならざるを得ない理由も十分考慮する必要がある。
しかし、私は間口を狭めることによって生じるリスクの方が現時点においては大きいと感じてならない。

BLOG、SNSが今後定着するか否かは別として、これら2つは社会に大きな影響をもたらすと感じている。
それは「階層社会の変革」である。
かつて、伊沢紘生氏はサル学においてボスザルの存在、及び順位制による階層社会を否定した(詳しくは、立花隆の「サル学の現在」あたりを参照)。
その彼が発見した野生サルの社会構造に、人間の社会構造が非常に似通ってきているように思う。
簡単に説明すると、それ以前は高崎山などでのサルの観察によって、サル社会は社会全体を覆うピラミッド階層(序列)で成り立っていると思われていた。
しかし、野生のサルの観察によって社会全体を覆うピラミッド構造などなく、その代わりに場面場面で適宜序列が形成されることが判ってきた。
具体的には、餌を取る時のリーダー、喧嘩する時のリーダー、と場面によりリーダーが移り変わる社会構造である。

ネット上でのCommunicationの進化は、これまで階層の中に埋もれていた各分野で能力ある人(価値が高い人)を見出し、その人を中心としたCommunityを自然発生させる潜在能力を秘めていると思う。
また、部分的ではあるものの具体的な事例も現れ始めている。
とりわけビジネス領域ではIT系の技術分野でこの傾向が顕著である(いわゆるGeekと呼ばれる人材)。

個人的には教育的な観点からして上記の変革は大歓迎であるが、果たしてどうなるのか?
いずれにせよ、パーソナルユーザーのCommunication欲求は留まることはないだろう。


過去のエントリー
Web大衆化10周年 - 1
Web大衆化10周年 - 2(Search)

Posted by Ozaking at 16:57 | コメント (9) | トラックバック

2004年07月01日

今年前半を振り返る

今日から7月ということで、2004年も折り返し地点を超えた事になる。

いつも思うことであるのだが、時が経つのは本当に早い。
自分自身を見ると、今年の前半はこれまで体験した事がない位に
大きな変化があった。

BlogをMovable Typeを用いて本格的?に書き始めたこともそうだが、
何よりSNSなどによってこれまで知り合った事のない人との繋がりが
急激に広がった。

「Web大衆化10周年 - 3:Communication」は明日エントリーする予定だが、
Communication、あるいはCommunityがまさにP-to-Pの関係になってきている。
お陰で、これまで表に出てこなかった(出てこれなかった)実力を持つ者が
メキメキと頭角を現し世間を圧巻し始めている。

ビジネス上のキャリアも企業という器は殆ど意味を成さなくなってきているし、
プライベートでも「何が出来るか?」、「何に詳しいか?」、「何が好きか」、
など、主語が自分自身に置き換わりつつある。
今年後半はこの傾向がさらに強くなるだろう。

年末に今年一年を振り返る時、「アイツは凄い」ではなく「アイツのここが凄い」
と一人でも多くの方から言われる存在になっていたいと思う。

Posted by Ozaking at 23:07 | コメント (11) | トラックバック